実績 事例

2.新築プロジェクトマネジメント
女神の森セントラルガーデン(多目的ホール レストラン)

竣工:2016年竣工
建築主:株式会社アルソア慧央グループ
立地:山梨県北杜市
用途:多目的ホール
設計:永山祐子建築設計・竹中工務店
施工:竹中工務店
プロジェクトマネジメント: アルソア慧央グループ(プロジェクトマネジャー・山下哲雄)
コンセプト開発及びデザインマネジメント協力:吉村靖孝建築設計事務所 
受賞:グッドデザイン賞  JCDデザインアワード2017 銀賞  他
H.P. : 女神の森セントラルガーデンホームページ

株式会社アルソア慧央グループは八ヶ岳南麓に本社屋と美容関連の施設を複数所有し、一連の施設群を女神の森と名付けて運営しています。本施設はそれら複数の建物群を統合するコアとして建設されました。 物と事の作業室代表の山下が当時在籍していた(株)アサヒファシリティズよりプロジェクトマネジャーとして参加し 、外部の施設開発管理運営専門家として建築主を支えました。

施設は700人収容可能な大ホール、300人収容可能な小ホール、自然食メニューを提供するカフェレストラン、自然食品やグッズの売店、の4つの機能を有しています。
建物は 周囲の豊かな自然に溶け込むよう複数棟に分割、ディテールには周辺環境を転用した意匠が施され、さらに立地の本来の植生に基づいて建物の際にまで植林がされています。また、ウッドペレットのボイラーや自動制御自然換気など最新のエコロジカルな建物設備が供えられサステナビリティに優れたものとなっています。
設計は 化粧品会社の主たるユーザーである女性の気持ちにフィットする感覚を求め新進の建築家永山祐子氏に依頼、竹中工務店との協働により意匠および建築技術において共に優れた設計となっています。

プロジェクトマネジメントにおいては、特に 設計の意図と竣工後の運営管理との最適化を重視。立地調査から建築コンセプト・組織作り・設計調整、などに加え企画設計段階から管理会社による設計協力を導入、早期に管理運営仕様を作成して設計施工から管理運営へのシームレスな移行を実現しました。

このプロジェクトは「建築プロジェクトマネジメントの実践」として日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)の年次大会で報告されました。 また建築誌にて紹介されるとともにグッドデザイン賞他多くの建築賞を受賞しています。