Indochina
2019年11月に インドシナ3国(ミャンマー、タイ、ベトナム)3都市を続けて回りました。経済の 躍進がつづくインドシナ半島の都市を歩いて、現在の街の 、建物施設の、人の、それらの周辺の様々な事の有様と漂う気分を自身の目と耳で大雑把に掴みたい。それぞれの国で観たことを比較してインドシナ半島の今をエリアとしてイメージしたいということが目的でした。
単純な好奇心に突き動かされ1都市3泊の滞在と移動を続けました。
本稿では、旅行中に観察したファシリティおよびその背後にあるものについての所見を記しました。
今回の旅行で、どの国においても訪れると決めた場所があります。
1.博物館:その国が自国をどのように認識しているのか知ることができる場所。
2.宗教施設:国民の精神性のバックボーンを知ることができる場所。
3.書店:国の文化の在り様の一面に触れることができる場所。
4.エルメスの店舗のある商店街:ハイブランドの最高位に位置するエルメスの店舗周辺は、その国の消費のトップレベルを知ることができる場所。
5.カフェ:今の街の気分、集う人たちの飾らない気分が現れる場所。
国によっては滞在日が休日に重なったりエルメスそのものが無かったりと一律に訪れることができたわけではありませんが、それぞれの比較はとても興味深いものでした。
タイ バンコク。渋滞、眠らない街。ハイブランドが入居するエリア
街を知るために公共交通機関と徒歩で移動することが大切だと思っています。道路を渡る、路地を歩く、危険を感ずる、暑さ寒さを感ずる、小さな事柄に気づく、街の人々の表情を見る、距離感を体で感ずる。地に足をつけて ストリートを肌感覚で知ることが重要でした。
スタートは民主化されて間もない ミャンマーのヤンゴンからです。 急速な発展の入り口に立つこの国は、将来にむけて膨らむ希望と急激な変化がもたらす危さの間にあるように思えます